製造・販売・サービスが一つとなり、幅広い領域のモノづくりを展開する日立産機システム。ここには、多種多様なスペシャリストが在籍し、日夜、その知識やスキルを磨いています。このページでは、そうしたスペシャリストを育てるための教育体制や各種研修の中身に関して紹介します。
入社後の2年間は、社会人としての基礎、日立グループの一員としての基礎をつくるための教育期間。「総合職研修員」として、適切なサポートのもと、必要な能力や知識を体系的に学んでいきます。
総合職研修員から総合職へ。社員一人ひとりのキャリアステップにあわせた研修プログラムで、それぞれの職種のスペシャリストとしてさらなる成長をめざします。
日立グループの専門教育機関である日立アカデミー主催の多種多様な研修の活用も可能であり、自律的な成長の機会を提供し、個々の成長を支援しています。
各職種(設計開発・製造・営業・サービス(保守)・スタッフ部門)や各事業において必要とされるスキル・技術を、それぞれ職種やレベルに応じた教育を受けることで高めていきます。必要とされるタイミングで学び、学んだことをすぐ実践の場で活かしていきます。
語学教育だけではなく、実際にグローバルビジネスを経験して学ぶことに力を入れています。社内で選抜される国際化要員育成プログラムは、異文化コミュニケーションやグローバルビジネススキルを学んだ上で、実際に海外現地法人で1年間の海外業務研修を実施します。
チームを率いるマネージャーとして必要となるマネジメントスキルや経営知識を、マネージャーになる前から計画的に学んでいきます。キャリアアップに伴い、長期にわたり自己の成長を促していきます。
DXについて学ぶデジタルリテラシー研修を皮切りに、担当業務やキャリア志向に応じてケイパビリティ―(デザインシンキングやデータサイエンス等)を習得する研修を、ベーシックレベルからプロフェッショナルレベルまで各種実施しています。
社内公募の制度もあり、一人ひとりの新たな挑戦を積極的に後押しします。
定期的に上長とキャリア面談を実施。「なりたい自分」の姿を明確化し、組織で共有します。
福利厚生の一環として、自身のキャリア開発のための休暇も条件を満たせば取得可能です。
各職種の先輩たちのキャリアモデルの一例を紹介します。
空圧システム事業は米国のSullair社との協業が事業成長のドライバーに。そのため、語学力に加え、柔軟な思考力や対応力も磨き、グローバルに活躍できる技術者を目指したい。
入社3年目。新製品の開発プロジェクトに参加し、期限までに製品の立ち上げを行うべく、開発業務に邁進しました。途中、試作機は出来上がるものの、開発試験で振動や騒音が大きいという課題に直面。この時、関連部署との打ち合わせや研究所からの知見によって原因を究明し、課題を解決できた経験は、その後、開発業務を進める上でも大きな自信となりました。
「お客様やお取引先から信用され、頼られるサービスエンジニア」の育成を目指し、これまで自分自身が重ねてきた経験や知識を余すことなく引き継いでいきたい。
入社2年目。お客様に納入したばかりの空気圧縮機で不具合が発生。現地調査を行ったところ、仕様上の問題はないものの、そのお客様向けに改善の余地があると判明しました。工場の品質保証部門と情報を共有し、プログラム自体の変更を行うことに。一人のサービスエンジニアが声を上げ、工場を動かし、より良い製品づくりに携われることを体感した案件となりました。
「日立産機システムの変圧器=環境負荷の低減」というイメージを浸透させていきたい。また、売るではなく、解決するという意識で提案活動に力を入れていきたい。
入社5年目から8年目まで3年をかけて受注を勝ち取った案件です。当社との取引が一度もない状況から、まずはファンになってもらうべく、新潟にある当社の工場に招待。製品の特徴をしっかり理解してもらった上で、他社との差別化を図れたことで受注につながりました。この案件を通して、工場や特約店などを巻き込み、仕事をすることの重要性を改めて感じました。